８月１２日（土）朝７時、前年１２月に続き大崎発の

「成田シャトル（左写真）」でＮＲＴへ向かう。 片道

￥１，２００の大人普通運賃は、ネットから事前予約

・決済すると ￥１，０００に。東急沿線に住む者として

は、池上線・大崎広小路駅から大崎駅まで歩き、この

バスを利用するのがＮＲＴまでの最安値だと思う。

バスは定刻より１５分早い８：１０に第１ターミナルに

到着。お盆期間中であるが それほど混雑していない。

やはりピークは１１日だったのか？ただ最近では自動

チェックイン機の導入や出国審査のスピードアップで、

それほど大混雑になる事は少ないらしい。

さて今回は初めてのＳＵ利用。搭乗したＡ３３０−

３００ ＶＱ−ＢＰＩ　Л. Яшин（Ｎ．

Ｙａｓｈｉｎ）の機内は さすがに ほぼ満席。

旧ソ連時代からの悪しき評判ばかりが未だに聞こえて

くるＳＵだが、各席にパーソナルモニターだけでなく

ＵＳＢポート（右写真）も ある。オンデマンドの映画では

『グッドモーニングショー（２０１６年）』、『ＳＣＯＯ

Ｐ！（２０１６年）』の２本の邦画、それ以外にも日本語

吹替のある洋画が幾つかあり、『インフェルノ

（２０１６年）』などを観賞した。それにしても邦画は

何故この２作だったんだろ？

およそ定刻通り での出発から１時間ほどでドリンクの

サービス。エコノミークラスではビールは用意されておら

ず、アルコールは１度目の食事の前にサーブされる

紅白のワインのみ だ。

左写真は１度目の機内食。メインは 鱸の照り焼き

ソース、厚揚げ、人参、しめじ、青梗菜、ご飯

その他に アイスバーグレタス、グリーンカール、赤キャ

ベツのジュリエネ、チェリートマト、シーザードレッシング、

ビーフパストラミスライス、鶏胸肉のロースト、キュウリの

巻き寿司、鱚寿司、ガリ、醤油、ソフトセサミロール、

バター、クランベリームースのオレンジソースがけ

※料理名は配布されたメニューの日本語表記から転載。

後方の席では よくある事だが、メインの もう１つの選択肢

牛肉のリヨン風ソース、ローストポテトのタイムあえ、

いんげん、シャトーキャロット　は既に無くなっていた。

右写真は出発から およそ７時間半が経過した頃に頂いた

２度目の機内食。メインは焼きカレーうどん 牛肉添え、

ブロッコリー、クコの実

その他に リーフレタス、ポテトサラダ、ポリネシア風ロー

ストビーフ、チキンナゲット、オリーブ、カクテル

マヨネーズ、グランドライロール、バター、チョコレート

「トブラローネ」

機内食は いずれもフツーに美味かった。まぁＮＲＴ

出発便だと機内食は日本で作られてるんだもんな。

なお２度目のメインの選択肢として

リングイネパスタ シーフードトマトソース、海老と

ホタテのハーブソテー、烏賊のハーブ煮、パルメザン

チーズも用意されていた。

機内食以外に、出発から５時間が経過した頃にフローズン

ヨーグルト（左写真）のサービスあり。私の席の辺りを担

当してくれたＣＡのダリアやオルガは愛想も良く、これと

言った不満のない初ＳＵ体験となった。ロシア人ＣＡによる

たどたどしい日本語アナウンスも、なんかカワイイ。

時計を６時間巻き戻し、１６：１０にＳＶＯに到着。

「ロシアへ入国する人よりも多いのではないか」と思える

ほどの乗客が並ぶ乗継カウンター（左写真）へと進む。

窓口では「パスポート」と「次の便の搭乗券」をチラ見する

程度で特に審査などは無し。手荷物検査に時間が掛かる

のか行列が出来ていたが、同じターミナルＤ内での乗継

だったのでラウンジで一息つく時間的余裕もあった。空港

内では無料のＷｉ‐Ｆｉも使えるようだが、パスワードを

ＳＭＳで受け取らなければならないのかな？面倒臭い

ので今回は利用しなかった。

ＳＶＯからのＳＵ２２００便は ほぼ定刻どおりに出発。

席は９割がた埋まっている。出発から３０分ほどで

機内食（右写真）。選択肢は無く全員同じ物が配られ、

その中身は黒パンで挟んだハム・レタス・チーズのサンド

イッチ、チェリーのシロップ漬け、ドライフルーツ入りの

菓子（ファッジ？）。飲み物はソフトドリンクのみ。フライト

は順調に推移し、２０：００に着陸した。

沖止めスポットに停まり、しばらくするとタラップやラン

プバスが到着するも、いつまで経っても飛行機の外へ

と誘導される気配がない。私は英語もロシア語も分から

ないのだが、機内アナウンスを聞いていると、どうやら

再び離陸するらしい。そして着陸から１時間以上経過し

た ２１：１０、搭乗していたＡ３２０は再び離陸した

（本ページトップ写真 及び 中央写真）。

ここまで順調だったフライトに比べ、２度目の離陸以降

は荒れ模様。雲の中を進む中 何度もタービュランスに

見舞われ、窓からは稲光も見える。次第に雨も降りだし

た。順調だった１度目のフライトからの反動に加え予定外

の途中寄港、さらに照明が消され機内が真っ暗になった

状態での乱高下により、悲鳴を上げる乗客も多い。離陸

から５０分、２２：００にＨＥＬへと着陸すると、機内から

拍手が巻き起こった。途中で降りた空港、窓からロシア

航空の機体ばかりが見えたが、サンクトペテルブルクの

プルコヴォ空港（ＬＥＤ）だったのかな？

入国手続を済ませ、２２：２０、ＨＥＬの到着フロアへ。

定刻では２０：０５到着予定だったので、計画では即 市内

へと移動し、２２：３０発の高速船最終便でＴＬＬへ向か

おうと考えていた。なので この日はホテルの予約をして

いない。

ターミナル内にあるＧＬＯホテル（左写真）は満室、観光

案内所も既に閉まっている。この時間から市内へ行き、

大雨の中 ホテルを探すのは楽ではない。ターミナルに

は２４時間営業のスーパー・ａｌｅｐａ（中央写真）は

あるし、バーガーキングも朝５時まで営業と書いてある

ので、夜間にビルが閉鎖される事は無さそうだ。 そこで

空港内で夜明かしする事にした。フリーＷｉ‐Ｆｉも使え

て、翌日のバスの手配や情報収集が出来たのも有難い。