夕方の蘇州站

　　上海へは、中国版新幹線＝中国鉄路高速（ＣＲＨ 和諧号）を利用した。ＣＲＨとは 　
　　China Railway High-speed の略とのことで、この車両 ＣＲＨ２は日本の新幹線を　
　　ベースにしたものだ。今回乗車した１７時５７分発 Ｄ５４３５列車は南京始発の上海　
　　行。途中、昆山にも停車し、８０ｋｍほど離れた上海まで、およそ４０分で走る。

　　１等席（３１ＣＮＹ）と２等席（２６ＣＮＹ）の価格差は１００円足らずだが、今回は２等を
　　利用。通路を挟んで ２＋３のシート配列で、シートポケットにはエチケット袋（下段中
　　央写真）も用意。車内販売（下段右写真）も頻繁に回ってきた。

　　上海市内の移動では、主に地鉄（地下鉄）を利用。そこで、地鉄・バス・タクシーなど
　　の公共交通機関に使える 上海公共交通カード（左写真）を買ってみた。デポジットは
　　２０ＣＮＹ で、駅の窓口では少額でのチャージも可能。ちなみに地鉄の運賃は ３〜６
　　ＣＮＹで、交通カードの場合でも割引は無い。（カードで１ヶ月の利用が７０ＣＮＹを超　
　　えると割引があるらしい。） 車内ではPSPに興じている人の姿（右写真）も…。

　　地鉄の駅には、日本同様 ７月１５日から公開された『哈利・波特 与混血王子（邦題　
　　『ハリー・ポッターと謎のプリンス』）』の広告（左写真）が。またロート製薬 ＯＸＹシリ　
　　ーズの広告（右写真）も、幾つかの駅で見ることが出来た。なお柱の裏側には、ちゃ
　　んと ＫＡＴ−ＴＵＮ 田中聖 も写っている。

　　左写真の中央・ブルーのラインが入ったビルが、日本の森ビルが建てた“上海ヒル　
　　ズ”こと 上海環球金融中心。２００８年８月２８日の竣工から もうじき１年であるが、　
　　右写真のように、多くの人々がカメラやケータイで写真を撮っていた。