今回、このタイミングで上海へ来た最大の理由は、２２日の午前中に見られる皆既　
　　日食。そこで日本出発前に、インターネットサイト・トラベル雑貨から「観測日帰りツ　
　　アー」を申し込んでおいた。大気汚染が懸念される上海市内を離れ、日食帯の ほ　
　　ぼ中心に位置する嘉興市までバスで行くツアーで、料金は ７，３００円だった。

　　なお観測地では 朝８時２２分１６秒から太陽が欠け始め、９時３７分５４秒に最大食、
　　そして１１時００分１８秒に日食は終了。５分５２秒間、皆既食が継続する。

　　ツアーは朝５時に錦江飯店集合。朝食は含まれていないため錦江飯店へ少し早く出
　　向き、北楼１１階にある２４時間営業の上海料理レストラン「老夜上海」で食事するこ
　　とにした。さすがに この時刻なので、クラシカルな店内（左写真）に客はおらず、案内
　　係も１人の男性のみ。ココでは 蟹肉■（蟹肉のソテー　■は「中」の下に「皿」）６８Ｃ
　　ＮＹ と 蟹粉小籠（４只）２２ＣＮＹ （右写真・その他に お茶代 ５ＣＮＹ が加算）をオー
　　ダー。朝から少し贅沢な気分だ。

　　食事を終え １階ロビーに下りると、ツアーに参加する日本人（左写真）で いっぱい。
　　参加者はココから何台ものバスに分乗して嘉興市へ向かった。右写真は途中のトイ
　　レ休憩で立ち寄った 楓��サービスエリア で撮影。

　　出発から２時間、観測地となる世茂花園大酒店（左写真）に到着。このホテルの屋上
　　から「皆既食は見ます」。ただし この日の天気は あいにくの雨。日本出発時点での　
　　週間天気予報でも雨だったので覚悟はしていたが、やはり悔しい。

　　　　　　　９：３５　　　　　　⇒　　　　 ９：３６〜４１　　　　⇒　　　　　　９：４２

　　と言う訳で、皆既日食は厚い雲に覆われて見ることが出来なかったが、皆既食となる
　　時刻になると周囲が あっという間に暗くなり、およそ６分間の暗闇。その間、空には
　　星も見えた。そして再び あっという間に明るくなり皆既食は終了。その後は本ページ
　　トップ写真のような部分食を観測するなど、なんとか日食を体感することは出来た。

　　観測地となったホテルには、ツアー参加者の休憩スペースとして広いホール（左写　
　　真）が用意されており、日食観測後はブュフェ形式のランチも付いていた。

　　昼食後、ツアーでは上海へ戻るのだが、私はココで離団。タクシー（２４ＣＮＹ）で嘉興
　　站（左写真）へ移動した。駅の入口では空港のようなセキュリティチェック（右写真）も
　　行われていた。

　　中国の鉄道駅は相変わらずの大混雑。そこでココでは軟座候車室（軟座利用客向け
　　待合室）も兼ねた喫茶スペース（右写真）で列車を待つ。

　　ホームでは嘉興名物という「五芳齋」の肉粽子（４只 １０ＣＮＹ）が売られていた。温か
　　いチマキは、モチモチで美味。

　　嘉興からは、１５時１８分発 Ｔ７７９５列車で 紹興を目指す。運賃は軟座で３６ＣＮＹ。
　　紹興までは１４４ｋｍ・１時間４０分の旅だ。この列車でも車内販売の売り子が何度も
　　回ってきたが、今回は オモチャや雑貨 など（下段中央写真） 様々なモノを売ってい
　　たのが印象的。なお下段右写真は、車窓から見えた寺院（？）である。