さて今日は移動日。バルーンツアーを終え荷物の準備をすると、もうバスの時間は近
い。ギョレメからネヴシェヒルまでは昨日同様無料のセルヴィスで移動。そこからアンカ
ラ行のバスに乗り換える。今度のバスもベンツ製。今回も男女２人の乗務員が車内サー
ビスを担当。サービスはＭＥＴＲＯ社と大差ない。基本的には昨日のルートを逆走。途
中、塩で真っ白なトゥズ湖近くでの休憩を挟みつつ、定刻１０分遅れの１６時６分にアンカ
ラに到着した。アンカラのオトガル「アシュティ　ASTi」は１階が到着で２階が出発。よくあ
る空港と全く同じ構造で、ちょうど空港へのバスやタクシーが着く部分から長距離バスが
出発する。バス大国・トルコの首都らしい巨大施設だ。今日はここからエーゲ海に面した
街・マルマリスまでバスを乗り継ぐ予定なのだが、マルマリス行はＴＥＭＰＯ社のバスで、
２１時半発か２３時発。運賃は３０ＭＴＬ。今回は２３時発のチケットを購入し、それまでの
７時間はアンカラの街を見て回ることにした。

　ＡＳＴiから市街までは「アンカライ」という地下鉄で１０分。乗車賃は１回 ８００ＢＴＬだ
が、今回は５回券 ３,７５０ＢＴＬを購入した。トルコでは車は右側通行なのに、何故かこ
のアンカライは左側通行。車内の乗客は西洋・東洋ちょうど半分づつといった具合。地
理的にもアジアとヨーロッパの接点であるトルコらしい雰囲気だ。トルコ共和国初代大統
領アタテュルクの霊廟を訪れたが、１７時で閉園のため外から眺めるだけ。夕方の空気
は涼しく、周囲をジョギングする人も多い。アンカライの駅まで戻る途中の市場で“茹でト
ウモロコシ” ５００ＢＴＬを食べてみた。固めの粒はホクホクで、ふかした芋のような食
感。あまり甘味が無いので味は日本のトウモロコシのほうが上だ。次にアンカライと、もう
一つの地下鉄「メトロ」を乗り継ぎショッピングセンター「ミグロス」へ。シネコンやトイザら
スも入った大型ショッピングモールだ。中にあるスーパーへ行ってみたが、商品配置がな
んとも不思議。洗剤があると思えば隣の列には酒、そして菓子、シャンプー類、またして
も菓子、ジュース、パンとバラバラ。これで買物しづらくないのだろうか？

　ショッピングセンターのフードコートでキョフテ（小さめのハンバーグ風）を食べ、ＡＳＴi
に戻る途中、クズライ駅で下車。トルコ国内にチェーン展開するトルコアイス“ドンドゥル
マ”の店「ＭＡＤＯ」に寄る。日本でもトルコ風アイスが売られているが、本当に伸びるの
か試してみたかったのだ。直径１０cmくらいの器にチョコ・チェリー・ナッツ・生クリーム味
の４つのアイスが入った「ＭＡＤＯクラシック」（３,７５０ＢＴＬ・約３２０円）は確かに伸びる。
味も美味い。ココのはそれほどでもないが、店によっては、ものすごく長く伸びる所もある
らしい。食べ終わると時間は２２時２０分。慌ててＡＳＴiへと戻るのであった。

　　「空港そっくりな造り。　　　　　　　　　　　　「♪忘れない〜さ、夏のﾏﾝｺﾞ----------」

　　　　巨大なｱﾝｶﾗのｵﾄｶﾞﾙ・通称 ASTi」　　　　ﾄﾙｺ･ｱｲｽ「ﾄﾞﾝﾄﾞｩﾙﾏ」はﾎﾝﾄに伸びる。