５月１６日（金）、この日は移動が多い予定なので 早朝スタート。最初の目的地は、　
　　以前から行ってみたかった 全州 だ。朝６時２０分、まだ人も少ない湖南線・高速　　
　　バスターミナルに到着。チケット売り場で 「全州」 と問うと、「次は６時半」 とのこと。
　　運賃は Ｗ１６，０００。チケットを買い、売店でバナナ牛乳（２４０ml・Ｗ１，０００）を　
　　仕込んでバスに乗り込むと、キチンと定刻どおりに出発した。中央高速バス社が　　
　　運行する車両は２＋１の３列シート。足元も広々としている。総座席数２８に対し、　　
　　乗客は７人しかいない。これでは採算が取れないだろうなぁ。

　　ソウルを出発して１時間１５分、バスは正安（チョンアン）サービスエリアでトイレ休　　
　　憩。韓国の高速道路にあるサービスエリアは、売店といい、軽食コーナーといい、　　
　　日本のモノにソックリだった。

　　９時、快調に走ったバスは 全州の高速バスターミナル（左写真）に到着した。韓国や
　　台湾では、ココのように円形のバスターミナルを良く見る気がする。２階のコインロッ
　　カー（Ｗ１，０００）に荷物を預け、街歩きスタート。７〜８分歩いた所にあるクムアム　
　　広場から市内バス（右写真）に乗り、旧市街を目指す。「何番のバスが旧市街へ行く
　　のか」が分からないので、最初にやってきた ４-２番のバスに乗ってみた。運賃は　　
　　Ｗ１，０００。八達路を６〜７分走ったところで、バスは忠景路を左折。次のバス停・　
　　ＫＴ前 で下車し、まずは歴史的建造物の 客舎 を見に行った。

　　左の写真は全州に唯一残る城門の 豊南門。その後、慶基殿などを見て回る。全州
　　の街を歩いていると、古い街並みを復元する工事がアチコチで行なわれていた。右　
　　写真のような 昔ながらの壁も、おそらく最近 作られたもの。数年後には、真新しい　
　　「古い街並み」が広がっているかもしれない。

　　全州に行った最大の目的は“食”。 客舎を見た後、まず食べたのが「サムベクチプ　
　　 （三百家）」という店の コンナムルクッパ（左写真・Ｗ４，０００）。まぁ 美味いんだが　
　　韓国では こうしたスープ系の料理が多く、どれも味が似ている。韓国人は飽きない　
　　のだろか？ なおコンナムルクッパは全州名物の１つで、食べられる店がココの近く　
　　にも数軒あった。ちなみに サムベクチプ には、「ソンジクッパ（牛の血を固めたソン　
　　ジ（鮮血）入りクッパ・Ｗ４，０００）」などのメニューもあった。朝１０時の店内は客が　
　　３〜４組程度。客足が一段落ついたようで、店員さんたちが “賄い” を食べ始めた。

　　街歩きを終え、最後に向かったのは全州ピビンパの店・ソンミダン（盛味堂・右写真　
　　が今回オーダーしたもの）。店内に掲げられていたメニューは、以下のとおり。

　　　　全州伝統（チョントン）ユッケピビンパ　　　　　　　　　　　　　　Ｗ１０，０００

　　　　　　　（yukheo Bibimbap（Bibimbap covered with minced raw beef））

　　　　全州ピビンパ（Jeonju Bibimbap（traditional Bibimbap））　　 Ｗ８，０００

　　　　40年伝統参鶏湯（Samgye-tang（ginseng chicken soup））　Ｗ１０，０００

　　　　ピビンパ定食（チョンシク）　（４人分）　　　　　　　　　　　　　　Ｗ６０，０００

　　　　プルナクチョンゴル（プルコギとタコの鍋）　　　　　　　　　　　 Ｗ１０，０００

　　　　プルコギ定食　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｗ９，０００

　　　　イエンナル（昔風？）プルコギ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｗ１４，０００

　　　　トックグ（雑煮）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｗ６，０００

　　　　タッジュク（鶏粥）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｗ５，０００

　　　　チョンボクジュク（アワビ粥）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｗ１８，０００

　　　　チャッチュク（松の実粥）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｗ７，０００

　　　　ケチュク（ゴマ粥）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｗ５，０００

　　　　ファンポムク（デンプンをゼリー状に固めたもの）　　　　　　　　 Ｗ６，０００

　　　　　　※本ページトップにあるピビンパの、右上部分に乗った黄色い物体

　　　　ファンポムクムチム（ファンポムクの和え物）　　　　　　　　　　Ｗ１０，０００

　　　　ヘムル（海鮮）パジョン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｗ８，０００

　　　　ユッケ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｗ２５，０００

　　　　ビール・焼酎　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　各 Ｗ３，０００

　　　　モジュ（母酒・全州名物の漢方入りマッコリ）　　　　　　　　 １杯　Ｗ２，０００

　　　　ポップンチャ（覆盆子・山いちごの酒）　　　　　　　　　　　　　　Ｗ１０，０００

　　　　ペクセジュ（百歳酒）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｗ７，０００

　　　　ウムリョス（飲料水（ソフトドリンク））　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｗ１，０００

　　上記の中から 大半の客と同様、ユッケピビンパをオーダー。９つのバンチャン（つけ
　　あわせ の 小皿）と、もやしスープが付く。せっかくキレイに盛り付けられているが、　
　　「ピビン（混ぜる）＋パブ（ご飯）」だけにグッチャグチャにかき混ぜて食べた。さすが　
　　に美味い！食後には 甘いお茶（水正果？）も出てきた。今回はhite（４．５％・５００　
　　ml瓶・Ｗ３，０００）とともに食事したが、せっかくならば母酒にすればよかったかなぁ。